ブスも精一杯毎日を生きてるんです。



高校生活を一度経験したことがある人はわかるだろうけど…

先輩の校舎に一年生だけで行くのはかなりの勇気が必要である。

ましてや、自分で女子バスケ部を創部したために、知り合いの先輩なんてものがいない私は特に。

それに比べて隣の湊人はと言うと、

「湊人君じゃん元気ー?★」

「元気ですよー!」

「湊人にもついに彼女出来たのかぁー…。俺残念だよ…。」

「か、彼女じゃなくて実行委員ですっ!先輩彼女いるじゃないですかー!」

「今日体育館練入ってるから忘れんなよー。」

「了解でーす!」

先輩たちの一言一言に、表情をコロコロと変えながら対応して行く。

こいつ…できる!!

顔が広い湊人がちょっと羨ましいと同時に、

でもこんなしゃべりかけられるのは面倒だろうな…

という思いが胸をよぎる。
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