ツンデレ男子を愛します(仮)


「ま、とりあやすもっ☆彡」


その場を取り繕うように萌花が言う。


「そやな。」


純にいが短い言葉を発する。
その声はいつもより少し低く感じた。


「美可、純、ごめん、ちょっとお化粧なおしてくるわぁ」

「りょうかい」

「うーぃ」


この時萌花が目に涙を溜めていたことは、純にいしか気づいていなかった。


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