音と夢の羽
ジリジリジリジリ…

ジリジリジリジリ…

バシッ!

時刻は朝の七時。

「ふぇ?やばいやばい!!遅刻だ!」

駅に向かってダッシュして、慌ただしく
朝が始まる。

「またあの夢か…」

最近よく見る夢だ。

私が、気持ちよく歌っていたあの綺麗な
湖。

あの場所から、急に都会の空気の悪い高
速道路にワープする。

そこでいつも夢は終わり、現実に戻され
るのだ。

私…いつも夢で、嫌だ…戻りたくないっ
て言ってるけど、ワープした世界が今私がいる現実だっての。


今の世界に満足してない心の現れ?ってやつかな…

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