いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
「いや、別に」


さっきからこんなやりとりばかりだった。



たたちはそのその会話で地元の駅まで来てしまった。



そんな時、


あたしが裕ちゃんの事で頭がいっぱいだったせいで、誰かとぶつかってしまった。



ガツッ



「いってぇ!」



その人はあたしにぶつかった拍子に自分の手にあった大きなケースを足にぶつけてしまったらしい。



「す、すみません!」



その人は見るからに怖そうで体格のいい奴だった。




あたしは急いで謝罪した。



隣にいる裕ちゃんはやっちまったって目であたしを見ている。



もう、最悪なんですけど。


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