いちご〜幼なじみ恋愛〜【完】
ー夜ー


「こんばんはー」



玄関から声が聞こえた。




週に1回。



うちと裕ちゃん家は一緒にご飯を食べる。



それほど家族ぐるみで仲良し。



コンコンっ



あたしの部屋に誰かがノックした。



「はーい」



ガチャ



あたしの声とともにドアが開いた。



「陽向?ちょっといいか?」



なんだろ?


裕ちゃんがあたしの部屋に用事があってくるなんて珍しい。


「何?どうしたの?」


あたしは裕ちゃんに問いかけた。



裕ちゃんは小さなソファに座った。


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