白い手紙  ~ 二つの心~




 相変わらず思うけど、ここの神社っぽい

 寺は以外と広いと思う。



「ねえ、ベア君っていつからここに住んで

 るの?」




「え?僕ですか?僕の話を聞いても面白

 くはありませんよ?」



 
 角を曲がったり、まっすぐ行ったり、

 歩きながら私はベア君と話す。




「そうですね。僕は小さい頃、森の中で
妹と弟と僕、三人が生まれたんです。
父と母は毎日僕らに食べ物を食べさせて
くれてー...」


 へえ、いいなぁ....。



「だけど、僕は事故に合ってもう死んで
るんです」


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