白い手紙  ~ 二つの心~




 どうしよう...すっかり忘れてたなんて

 私の馬鹿っっ!!



「猫?」



「そう!私、そういえばみーちゃん探し
 
てて、それで...交通事故に、あって..」




「猫ならいるぞ。ここに」




 にゃーんと庭から声がして、急いで

 庭に行くと、そこに、いた。




「みーちゃん!!」




 私はひざをついて、久しぶりにみー

 ちゃんを抱いた。「よかった、よか

 った」と何度も何度も言っているうち

 に泣いていた。


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