白い手紙  ~ 二つの心~
夜光






 俺は一人和室にぽつんと残されて、空

 とかいう奴は俺の許可なしにここに

 居座ろうと勝手に話を進めて奥へ行って

 しまう。




 おいおい、

 ここは俺の家だろうが。



 
 ちゅぱを舐めながら部屋の奥の方を

 じっと見る。




「にゃーお」




 ん?なんだ猫か。




 俺のそばに寄って来る猫の頭を

 撫でてやった。




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