俺様ヤンキーに気に入られました。



一人ぼっちの保健室はとても静かだった。


「しぃは…変わってないな…」

フッと微笑んだ。


授業に出る気にもなれずに、屋上に向かった。

*******************


滝川君……大丈夫かな?


ケンカはしてないかな?

授業にはちゃんと出てるかな?

今どこにいる?

今何してる?


心配でしょうがない……。

「それって滝川琉生のことを意識してるってことでしょ?」

「ッ!!??びっくりした~!麻美、急に話しかけてこないでよ。」


時計を見ると、とっくに授業は終わっていた。

滝川君のこと考えて時間なくなるって……ある意味すごくない?あたし。


「てか、何で急に?」

「あんたねぇ、声に出てるの。滝川君がどーちゃらこーちゃら。」


あらら。
お恥ずかしい。

「……テヘペロリン☆」

そう言うと、頭をポカッと叩かれた。

「痛い!」

「気を付けないとだよ!?」

「りょーかいです。」


麻美は苦笑しながら「あんたは…」と呟いていた。


反省してまーす。

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