10年後の約束
プロローグ
君は覚えているかい?




君の真っ赤な顔は空一面の銀世界も魅了した。



こんなにも好きなのに。



私達は一緒に居られないの?



温かい手のひら、汗をかきながら、




君は言った。





10年後の約束を。






まだ17歳の君。








もう大人な私。





胸が引き締まる想い、ただ苦しくて・・・・・・・・






ありえない恋



ありえない愛






今、懐かしく想う私は、ただの老婆。


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