10年後の約束
哲也は、車の中でいろんな話をしてくれた。

とにかく面白くて優しい。

やっぱり好きだなぁ・・・・恵里はあらためて感じていた。


「恵里ちゃん、彼氏いないの?」

哲也が運転中、ふと聞いてきた。


「えっ、いないよぉ。勉強ばっかしてたし・・・」


「そうか・・・俺、本当は名古屋大学行きたかったんだ。

でも、落ちたから、恵里ちゃんに会えたんだよな・・・」


ドキューーーーン!!!


恵里は、ドキドキを押えきれなかった。


なんて素敵なことを言うんだろう。


わぁ~忘れられないこの言葉は・・・・・・
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