10年後の約束
次の朝、お母さんは、朝食を食べながら、恵里に言った。

「恵里、あなた哲也君と付き合ってるの?」

「う~ん、いやまだ・・・・・・・」恵里は答えた。

「そう、じゃあ、やめときなさい。お母さん反対だわ・・・・」

「えっ、なんで?」恵里は目を丸くして答えた。

「他にふさわしい人、いると思うよ。」

「なんで、そんなこと言うの?

昨日はあんなに歓迎してくれたじゃない?」


「とにかく、もう家に連れて来てはダメよ。いいわね。」

「えっ、どうしたの?お母さん?」


恵里はてっきり哲也を気に入ってくれたと思っていたので、

とてもビックリしていた。
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