10年後の約束
それから、久美子は、哲也に誕生日プレゼントを渡した。

「ありがとう。なんだろう?」

「とにかく開けて見て・・・・・」


哲也が箱を開けると、あの時動物園で撮った写真がたくさんでてきた。

そしてそれは綺麗にアルバムに整理され、想い出も書き込まれ、一冊の本のように、

なっていた。


「すごい・・・すごい嬉しいよ・・・・最高のプレゼントだ。」

哲也はアルバムをめくりながら、そう答えた。


「恵里といろいろあった時も、

結局ずっと捨てられないで、10年間持っていたものよ。」

久美子は答えた。
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