Bandrium~きみに捧ぐ恋のうた~



だけど、その顔を見て湊くんは……かなり引いた顔をしている。



「はぁ……。この嘘つきアホ結愛。



それじゃあ、弾ける曲だって弾けなくなるだろ」



そう言って湊くんはわたしの手を取って握った。



アホは余計だ!と思っていると、予想外なことをされてわたしは固まるしかなかった。



「ほら嘘つき。緊張してんじゃん。



手だってかなり冷たいし、バカな奴」



「湊くん、さっきから本人に向かって暴言吐きすぎだよ」



「俺はどっかの誰かと違って正直だから、



思ったことをそのまま本人に伝えてるだけ」



そう言いながらも、握ってきた手はそのまま。


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