恋のハードル高しッ!?
そして私立ちは学校に着いた。

「莉々菜!」

後ろから声をかけられた。

「!?」

後ろを振り向くとドタドタと奈乃が走ってきた。

「おはよう。」

「おはよーう!」

「はいっこれ!」

奈乃は私にヘアピンを渡してきた。

「!?」

ま・・まさか・・・。

私は、嫌な予感がした。

そして・・・その予感は的中した。

「貢ちゃんの本性・・・。」

貢ちゃん。奈乃の家はお金持ち。

だから奈乃は毎日(?)私にヘアアクセやら、洋服やら、靴やらと私に貢いでくる。

彼女は“好きでやってるんだから莉々菜は心配いらないんだからね!”と。

「・・・ありがと・・・」

私はそのヘアピンを髪に止めた。(前髪だけどW)

「キャー!似合う!莉々菜超可愛い!」

私・・・こういうの好きじゃないんだけど・・・なぁ

そして教室に向かうのだった。
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