恋のハードル高しッ!?
「あ~楽しかった」

私たちは店を出た。

「あ・・あの!」

後ろから声をかけられた。

女のコだ。

「あ・・・あの!これ!もしよかったら連絡、もらえませんか?!」

私は女の子から逆ナンされた。

もちろん夏芽もユタも唯花も目が点でポカーンとしていた。

「・・・えーと・・・お誘い?」

「ハイッ!」

【ハイッ!】って言われても・・・なぁ・・・私女だし・・・。

「わ・・オレじゃなくてあっちのイケメン君にしたら?オレなんかよりめっちゃいいんだぜ?」

「私はあなたがいいんです!お願いします!」

女の子はそう言うと赤面して走ってしまった。

「え!?あ、、、ちょ。。。」

「・・・ぶ・・・」

お?『ぶ』?

「アーハハハハ!?マジ!?お前、逆ナ・・・!?」

ユタは腹を抱えて笑っていた。

夏芽も唯花も。

「・・・・こンの・・・バカヤローー!」

私はそう言って走り出した。

「え!?あっ・・ちょっ!莉々菜!」

私は全力で走って家に戻った。

「おうっおかえり。」

「お兄・・・」

「どうした!?」

私には成人した兄と結婚した兄がいる。

私は成人したばかりの兄に抱きついた。

「ユタが・・・ひどいんだよ!」

「言ってみろ?」

「あ・・のね・・?うぐっ・・・うえっ・・・私・・・うわぁぁぁん!」

私は泣き崩れてしまった。

「またユタカか!?」

私はコクンと頷いた。

「とりあえず部屋で落ち着け。なっ?」

私はまたコクンと頷いた。
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