気づいてよ…

招待




その日の19時。


俺は美羽に聞いた通り、お向かいの呼び鈴を鳴らす。


「は~い」


美羽だ。


「奏くん!」


やっぱり見た目だけは花鈴さんとそっくり。


「おじゃましまーす」


1歩入ると、良い匂いがした。


「来た来た!手洗って座っててね」


まるで母親みたいなことを言う花鈴さん。


「は~い」


美羽と2人で返事をして洗面所に向かう。


「今日びっくりしただろ?俺の友達」


「大丈夫ですよ?私のコースも個性豊かですから」


なるほど…個性豊かなだけなのか?



< 236 / 247 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop