騙されないんだからネッ!【完】
今は7時
みんなが起き始めてるはず
「夏希です…
今…帰ってきました…」
出迎えてくれたのはお母様
「あら…
もう大丈夫なの?」
「はい」
「夏希…
あの事は貴方のせいじゃないの
皐月も分かってることよ
なのに…
自分でいつまでも責め続けてどうするの?」
「私は…
あの事を許せません」
あの時…
私がいなければ…
皐月お兄様の身体に傷が残ることは無かったはずなんだ…
私がお兄様の夢を壊したんだ