我ら、恋愛休業中!
笑う気にもならない!


「うん!やっぱり、別れよう!」


え、何このタイミングで言っちゃう?


私の家に来た彼は、私の手料理を食べるなりその一言を笑顔で言った。

笑顔で言いやがった。


『…じょ、冗談?』

いつも訳の分からない事を言ったりする人だから、こっちも笑って流そうとしたら彼の目は相変わらず笑いながら私と料理を見た。


「本気だよ!冗談でこんな事言わないよ!」


余計にたちが悪いじゃないか!
なんて思ってる間に彼は荷物をまとめている…あれ、ほんとに別れるの?


『ねぇ!待ってよ!理由は何なのよ!』


彼は荷物をちゃんとまとめてから私が作った肉じゃがを指差してからまた笑って言った。




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