【短編】ショートメッセージ
二度の失恋を経て、私は再び歩き出していた。

しかし、案外気分はスッキリとしていた。

だってあなたのその想いが、私をさらに大きく成長させてくれたから。愛されてたって、解ったから。

私は、大丈夫。

襟をただし、私はすっくと立ち上がって歩き出す。

私が通る道に、光が満ち溢れていますように。

そう思いながら、いつも通り靴を履き、私は新しい世界へのドアを開けた。

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