河の流れは絶えず~和泉編~
「おう、佐脇。他の奴から聞いてびっくりしたが、お連れさんは小町じゃないのか?ちょっと、紹介してくれよ。林太郎は絶対に話をつけないからさ、お前から。」

言うが早いが彼女の前に立ち、自分をアッピールしだした。

いきなりのことに、彼女はすっかり面食らってしまっている。

「あ、あの、、、。」

あきらかに困っているようすだ。

ちょっとは解かってくれたか?

「やめとけよ、林太郎に知られても、知らないぜ?」

と間に割って入る。
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