恋愛至上主義[短編]





はぁ~っと大きなため息を吐いて私を再度抱きしめた。





「超、嫉妬した。」


「嫉妬!?幸人に?」







悪い?
そう私を見る慎の顔が赤かった。








「…じゃあ、慎は何で?何で私を無視したの?」


「あ、あれは!お前が男と歩いてたの見たくなかった。」








私より3個年上なのに、
拗ねる姿が子供みたいだった。







「笑うなよ。」


「ご、ごめんって」









ちゅっ


「し、慎!?」


「今日、一緒に入れなかった分、夜、寝れねえほど愛してやるよ」







軽く私の唇にキスを落とし、
慎が言う。










ねぇ、私愛されてる?











「…っ//あ、愛して?」


「…もう知らねー。」









勇気を出して言った言葉。







私は慎が大好き。
愛してる。






…貴方も同じ気持ち?
















「明日、仕事休みてー」

「む、無理だから!」










ベッドの中で見上げた彼の顔は、
私と同じ真っ赤だった。












…慎、これからもずっと


大好きだよ。











end

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