君がくれた初恋
 10秒ぐらい、ずっと唇を重ね合わせ続けて、ちょっとびっくりしながらも、
 全然、いやじゃないのだ。
 やっと唇が離れ、口を、ポカンとさせてると、

 「ふふっ仕返し...かな。」

 じゃぁね、といい帰っていった、和泉くんをドアに入るまでずっと見ていた。
 どうしよう、どうしようどうしようっ.......!
 ドキドキが止まらない。
 顔が、ゆでたように熱い。
 何。この、変な感じ....。
 私、和泉くんが、好きなのかもしれない。

 そう、思った。
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