曼珠沙華



煙草を吸いに
屋上へ向う
昼休み



僕は
音楽室の前に座り



日高と西山の
性行為の音を
聴いていた



安島は
何も知らず


自慢の幼馴染を
褒め讃える


色白の肌
成績優秀な事



何も知らずに
僕に告げながら
照れて笑う



頭が
おかしくなる


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