月詠姫〜癒しと鬼一族編〜
「うるせぇ!!言う通りにしやがれ!!火車!!」

「ったく…分かったよ!!火柱!!」

「「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」」

「さっさとここ抜けて、行くぞ!!」

「あぁ!!」




桜華・雅side原田財閥2階

「竜巻!!」

ビュオオオ…!!

「ハァッ!!」

私達は2階で戦っていた。一刻も早く月と花を助けないと…

「月と花は何処にいるの!!言いなさい!!」

「言わねぇよ…あの女は上玉だ…売り飛ばせば5万斈にはなるだろうよ」

「売り飛ばす…っ!?」

こいつら…なんて外道なの…!?

「お姉ちゃんも、いい胸してるじゃねぇか…」

「お断り!!売り飛ばされるほど、暇じゃないのよ!!」

「せや!!こいつは男や!!」

ゴンッ

「とにかく、月は返してもらうわよ!!」

早く…っこいつらを倒さなきゃ…!!




空・紫苑・真央side原田財閥1階

「水龍!!」

「…」

2人共、すげぇ…!!この小さいやつ、俺とあんまり身長変わらねぇのに…なのに、何でこんなに違うんだ?

「空君、動けますか!?」

「お、おぅ…っ」

遠い…月詠守護者がこんなにも遠いなんて…俺は…大切な幼馴染みさえ守れない…

「空君、花ちゃんは1階の一番奥の部屋にいるそうです。月さんは…3階の一番奥の部屋です」

「何で、分かるんだ?」

「さっき聞きました。空君は花ちゃんを助けに行ってあげてください」
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