【コラボ】忘れられないヒト
「え・・・崇文、付き合う事になったのか?」
渚が興味を隠せずに、崇文に尋ねる。
崇文は慌てたように首を大きく横に振り、顔を真っ赤にして否定した。
「ち、違いますよ!飲みに誘ったら、オッケーもらったってことです!」
「なぁんだ、そっちかぁ。」
驚いた癖に、違ったと知った瞬間にガッカリする深音。
渚はそっと崇文の肩をたたき、恋愛上級者のアドバイスと言わんばかりに話しだ
す。
「崇文クン、君はもっと、大人の女性に対して駆け引きをすべきだろう。」
「渚先生!ぜひ教えてください!!」
うん、うんと頷きながら、渚は崇文の肩を引きよせて、耳元で囁く。
それは翼や深音には聞こえなかったが、崇文には見えていない渚の表情を見れば、ろくなことを教えていないことなどすぐわかる。
翼は仕方ないなと肩をすくめて、悪だくみをする渚を見ていた。