【BL】幼なじみと恋をしよう!?



「ほら、恭一?」
「………泰、弘」



なんて嬉しそうに笑うんだろうと恭一は思った。


「もういいだろ!こっち見んな!!」
「嫌だ。俺は、恭一の全てを見ていたい。」
「よ、よくそんな恥ずかしいこと言えるな!?」
「恥ずかしくなんてない。本当のことだから。」




――聞いてるこっちが恥ずかしいっての!



そう言えなかったのは、恭一の口を近藤が塞いだからだ。



「ン………っ」
「チェックアウトには、まだ時間あるよな?」
「ぇ………」



近藤の言葉の意図を理解するのに、恭一は数秒掛かった。



「ちょっ……ちょっとストップ!まさか……」
「そのまさか。まだ体力は残っているだろ?」



意地の悪い笑みを浮かべた近藤から逃げられるはずもなく、恭一は昼近くまで翻弄され続けた。




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