あなたの瞳に映るのは。


「久しぶりだな。」


「あぁ…」


やっぱり翔佑の様子は、今までとは違っていた。


どこか上の空、というか…



こいつは美桜ちゃんが俺の家にいることを知らない。


美桜ちゃんには、

「このことは本人に言わないでほしい」

と言われているから、美桜ちゃんが翔佑の家にいないことを不思議に思っているかのように振る舞わなきゃならない。


…ここはひとつ、俺の演技力の見せどころだな。。





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