朱の想い
虐待と言っても
殴ったり蹴ったりは
あまりされなかった
いわゆる言葉の暴力だ




私の肌が真っ白で気持ち悪い、とか
無表情でアンタには感情がない、
とかはぜんぜんマシで
一番きつかったのは
生まれてこなくて良かったのに、とか
死ねばいいのよ、とか
そんな言葉を
毎日のように吐かれることだった


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