人気ケータイ小説家になりたい!



「全然ダメですね」



結局サポートされることになり、とりあえず自分が完結させた小説を読んでもらった。

ちなみに地味な女の子と不良の男の子の胸キュン必須な恋愛ストーリーだ……が、この評価である。



「えー、何処がだめなの?」



モバラに読んでもらった完結作品、自分的には最高傑作だ。

それがたったの「ダメ」の一言で片付けられるのは少し……いや、大分気分が悪い。



「まずですね、あなたこれが面白いと思ってます?」

「え……思ってるよ」

「どこが?」

「どこが? うーん……地味な女の子と不良の男の子っていうところ?」

「単純、ありがち、影響されたの丸出し」

「う゛」



確かに他の作品を読んで「こういうのいいなー」なんてノリで書いたけど……。



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