子犬系男子とハリネズミ少女




「大体お前を好きなる物好きがいるわけ…」



「先輩俺のことっすか」



あ、向井くん登場。


只今昼休み。

昼練なう。というべきでしょうか。




「おまっ…大丈夫か!?このハリネズミに脅されたんじゃ…!!」



先輩たちは向井の肩をガシッと掴んで揺らす。




すると向井くんは、子犬みたいな人懐っこい目で


「だって果歩、可愛いんすよ〜」


と先輩たちにのろけだした。


…あたしの前で。






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