I am … 【完】



「もしもし、新ちゃん?」


仕事中は滅多に電話に出ない彼が数回のコールで出る。


今日病院に行くことは言ってあったので、彼なりに気にしていたのだろう…



「病院終わった?」


いつもより優しく聞こえる声


「終わったよ」


なんか安心して目頭が熱くなる


本当は凄く幸せな気分で妊娠報告するはずだったのに…


「新ちゃん…赤ちゃんいたけど、ちよっと私の体に問題あったかも…」


大丈夫って思っても、やっぱり不安で弱くなる


私は心配する彼に診察の内容をサラッとたけ伝えると、いつまでもこうしてはいられないので息子の待つ実家に車を走らせた。


こうしていると…


不安で胸が押しつぶされそうになる…


早く息子の顔が見たかった…












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