I am … 【完】




「優月、ごめんね、」



棺に納められた優月を見たら、また涙が込み上げた…



ずっとこうして見ていたい…



そんな願いも虚しく、私より先に決心を固めた新ちゃんによってフタが閉じられた……






「また明日会えるから…」



そう…明日火葬する…



優月の体はもうなくなってしまう……



分かっているけど



やっぱり嫌だよ……







準備が出来た旨を伝えると、すぐに業者さんが来て、恭しく棺を抱き上げた…



優月……



優月……




ひとりにしてごめんね…




寂しい思いさせてごめんね…


















< 172 / 208 >

この作品をシェア

pagetop