雪に照らされて
「…………


お前もだろ?こんな時間にこんなとこで1人で泣いてるくらいなら、本気でソイツのこと好きだったんだろ?」


「…………」




そんな切ない目で聞かないでよ…




「…そろそろ帰んないと風邪引くぞ?」



「そうだね、帰るよ」



そう言った瞬間カナメさんが近づいてきて


「…あんま1人で泣くんじゃねぇぞ!」


「ちょっ!!」



頭をわしゃわしゃされた



「ははっ、またな!」


「うん…」




“またな”か…

また会えるのかな……



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