甘くて危険な輝き~GOLD PRINCESS~

「凛ーー!大丈夫だった⁉」


「……げっ」


「げってなに!
凛は言葉遣い悪いよ!」


輝だ


うわ…こいつだと余計に目立つ


って、今はそんなことより


「登校や下校の時に人つけるのヤメテ」


「あ、下校のも気づいてた?」


当たり前


下校のときは、後ろからコソコソと男がついて来てる


「でもさぁー、危ないからね♪
だって凛はプリ「プリンがどうかした⁉」


輝が言おうとしたことに被せるように言った


変なとこでプリンとか言ったから他の生徒にジロジロ見られた


勘弁して…


「…それ、ばれたくないの」


「なんで?」


?と輝は首を傾げる


……こーゆうのに女は騙されるんだ


「目立ちたくないから」


そう、あたしの願い


「無理だと思うなあ~」


「それでも、平凡な日々を長く過ごしたいの」


「だってほら、俺と話してる時点で注目の的」


ハッと我にかえって周りを見渡すと、
女子の目が鋭い


「……」


「ね?
あっ、そーだ!今日からお昼は屋上に、放課後は溜まり場に毎日きてね~♪」


「行かな「じゃないと、また隼人とかに担いできてもらう」


……「行く」


「よくできました♪」


と、輝が頭に手を乗せてきた


ソレは…あの人と同じ行動で


「やめて!」


強く突き放してしまった


「…凛…?」


「……っつ、…なんでもない」


輝を置いて校舎に向かった


いま、いま、いま…


輝とあの人が重なった


……っ……

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