勇者様、魔王様と旅をする ぷれ編


案の定、ボロボロと体のカタチを成さずに塵と化す。


ふぅ、と息を吐いてくるりと背後にまわすような形を取っていた女の人に微笑んで手をさしのべる。


「………ゅ、」


わなわなと震える彼女にん、と声を漏らす。
どうしたの?ときこうとした瞬間にガシリ、と手を捕まれる。


「勇者様っ!!!」

「___は?」

「助けていただきありがとうございますっ!!勇者様!」


感動!という顔で見つめられてどうすることも出来ない私です。
ドッと周りの人も駆け寄ってきて私に集まる。
あぁ、こんな所で何をしているのか………


皆が騒ぎ立てる中、私は1人遠い目をしていた。









「ふぅ、やっとか………」


溜め息を零して、また先ほどと同じ森の前で立ち止まる。
あのあと、村長さんまで出てきて勇者様認定されてぜひ、宴をっ!なんて言われるから断固拒否して逃げてきた。
あの調子だと噂が都までまわってあいつに聞かれるからあまり嬉しくはない。


「さてと、行きますか。」


一歩踏みしめると嫌な臭いが鼻について、吐きそうになった。
はい、私は仮にも女の子です。
恥じらいというものも持ち合わせておりますが生憎、独りでそんな恥じらいもくそもあったもんじゃないです。






途中、何体かの魔族と出会したが足を止めることなく倒せたので何も苦労はしなかった。


「あと、ちょっと………」


もうすぐでつくっ!
と思った瞬間に上から何か降ってきて、咄嗟に飛び退く。



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