可憐な華にくちづけを

未定








「流石我が娘!!」


朝から張りのある声を聞いた





「喜んで頂いて光栄です。」


「今日は宴をしよう、」



―――宴?





「それは止めてくださいお父様。」






そんな、めんどくさいこと…。



「…不満か?」


「……。」



「貴絵お嬢様は最近お身体があまりよくありません。」



横からスッと入り込んだ彼は







「っ…!!!藤原っ!!!!」



自分でもびっくりする程の大きな声は
病み上がりの私にとって負担そのもの。





「っ…。」


「貴絵お嬢様―――。」







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