可憐な華にくちづけを





犬みたいに尻尾を振りながら
うるうるした瞳で私に甘えを求める

そんな顔されてしまっては
私だって断りきれるはずないわ。





「…やっぱり、少し厳しく、」














―――バァン!!!!!!!!!!!!!!!!









「っ…!?」











突然の大きな音



目の前のドアが大きく開かれた

















「っはぁ、…きーえちん!!!」










必死な顔の聖司――

















「は、離してください…!!」









首根っこを掴まれた










「れ、蓮っ?」








< 46 / 164 >

この作品をシェア

pagetop