可憐な華にくちづけを
わがままお嬢様の舞踏会





俺はずっと、小っちぇ時から風ちゃんを守ってきた。


だって、まじ可愛いんだぜ?


お漏らしだってしたし、乗馬には嫌われるし、いじめられても泣かねぇし、



とりあえず何やっても可愛い。








だからさ、心配なんだよ
こんな大層なものになって、登り上げて

そんな奴に、―――手貸すなんてよ。





俺は気にくわないね、あいつを
絶対なにか企んでんだよ、わかんねえの?



まーでもさ、そんな風ちゃんも好きだよ?かっわいー!あ、やべっ…




風ちゃん怒るとやっかいだからさ、気をつけてよ。














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