恋の魔法に

無言でホワイトボードを見つめていると男子バドミントン部部長の澤田がやってきた。


「あ、これから試合ですか」

「うん。お願いしますー」


志帆は部長さんの方には顔を向けずホワイトボードを見たまま言った。

部長さんは私と目が合うと「あ」と短く声を漏らした。


「結城くん、いい子でしょ?」

「は?」


結城と書かれたネームプレートを指さす部長さんはニコニコと笑っていた。

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