恋の魔法に
男子の方のコートに目を向けると、すぐに顔のキレイな子は見つけられた。
白いTシャツに黒の半ズボン。
脚細すぎだろ、あれ。
美脚すぎてムカつくわね。
「朝倉さーん」
じっと顔のキレイな子を観察していると男子バドミントンの部長・澤田がのんびりとした口調であたしの名前を呼んだ。
「なに?」
「結城がさ、朝倉さんに聞きたいことあるって」
結城? 誰だ、それ。
「ほら、今ぴょんぴょんと跳ねてる奴。結城奏斗」
澤田が指差したのは顔のキレイな子だった。