インモラルな憂鬱。
インモラルな憂鬱。
 
明日、2ヶ月ぶりに会う約束をしていた彼氏には、どうしても抜けられない仕事が入ったとかでドタキャンされた。

金曜、午後9時。

ここは、とある居酒屋。

同じ課の同期で月一のペースで開いている、飲み会の席だ。


「都築、今日は機嫌悪くね? たまには一緒に飲もうって言ってもその“たまに”がこれじゃ、なんかシラケんだけど」


開始から2時間。

ほとんど喋らず黙々と焼酎を飲んでいると、隣に座った夏目が、あからさまにシラケた顔をしてあたしに突っかかってきた。

ムードメーカー的なポジションの夏目からしたら、ムスッとした顔のあたしがいると面白くないだろうことは明白だった。

でも、今日は飲みたい。
 

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