バッドエンドにさよならを

「中井くーん。おはよー。」

「…おはよ。」

次の日からサワは中井にウザ絡みをした。

「…井上くん、俺言うたよね?君と仲良くするつもりなんかないって。」

「えー。でも僕仲良くしたいもんー。」

「…。」

中井はにこりとも笑わない。

「今日英語あるねー。僕英語とか全然わからんし、どうしよー。」

「しるかよ。」

「サワー。」

忠志と寛太がやってきた。

「あ、お前確か中井やったよな。俺忠志なー。よろしく。」

「俺寛太。」

中井はため息をついた。

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