それでも君が好きだよ

「えっ…。まだ出てくる時間には早い…。」



「じゃあ、見てみなよ!!時間なんかに囚われず、今をどれだけ楽しむかが重要なんだからっ!!」



柏原くんは目線を時計から

はなして私と同じ空を見上げた。



「ま…マジで…ほんとに綺麗だ…。」



そう言って空を見上げる柏原くんの顔を

そっと盗み見た。すごく嬉しそうな顔…。



彼の嬉しそうな顔は初めて見た。



「なぁ…新井…。」



「うん…?」



「こないだはごめん………てか
ブスなわけねーだろ…っ/////」



「へっ…?」
< 46 / 272 >

この作品をシェア

pagetop