happy birthday~君との約束~㊦


先生は何も言わずにただ頷いた。


「そんな…!!先生、由紀は頑張ってるんですよ!?なのに…なのに!!」


お母さんは泣き崩れてしまった。


「由紀さんの残りの時間は少ないと考えてください」


それはつまり…もう私の命は短いって事を言っているようなもの。


ならこの際知ってた方が良い。


「先生…私あとどれくらい生きられますか?」


「由紀っ!!」


「大丈夫だよお母さん。いつか知らないといけないなら今聞かなきゃ」



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