LOVE BOX~光を探して~
たぶん、アキナは気がついていたんだよね?
この気持ちがどんどん外に溢れ出していて……
人目を気にして感情をあまり表に出さないようにしていた私だけど、もうタンクいっぱいになっていたって事。
一緒にいる事には慣れた。
慣れは……した。
最初は緊張した名前を呼ぶことだって、今は難なく出来る。
だけど、もっともっとケンの事が知りたくて、もっともっとケンの隣にいたい。
そう、今の私は……。
将と一緒に私達とは逆のグラウンドへ着替えて走っていく姿を見送る事しか出来ない。
同じジャージの団体の中だって、こんなに簡単に目で追えるのに。
「うん、決めた!!」