シアワセになりたい
「なに勝手に俺と終わったことにしてんだよ!」
 
腕を掴まれて、壁に押し付けられた。

「透……私、幸せになりたい」
「知るか」

噛みつくようなキスに忘れていた感覚が甦り熱が込みあげる。身体が疼き全身が透を欲し始める。

――気づいたら、私はその首にしがみついて彼を受け入れていた。
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