交通事故と幽霊
LOVELOVE
今日、私は力斗君に告白しました。
 7月3日、今日も朝から学校です。
「ネクタイOK、スカートOK、カバンOKっと♪あわわわわ!遅刻遅刻だぁ!!」
 おはようございます!私、呉野萌ですっ!おっちょこちょいでお馬鹿な中1ですっ!!今日も学校だって言うのに寝坊してしまって…とほほ
「あ!忘れ物やぃ!!まぁいいや♪ってもうすぐでチャイムなるわー!!神様仏様先生様!助けてくれぇ!」
急いで家を出て漫画の主人公みたいにパンをくわえて学校に一直線。
だか、あとちょっとって所でタイムアウト!!チャイムが鳴ってしまいました。
勿論こっぴどく怒られましたね…。
 「萌はさぁ、馬鹿だし遅刻はするしおまけに教科書忘れるってどういう事よ?」
「そんなに言うことないじゃんかよ。先生だってペン忘れたりすんじゃんかよ!うちは生徒だから仕方がないんです!!」
先生に反抗する事は日常茶飯なんだ(笑)
でも怒られません♪あはは♪
 「もういい。ほら、さっさと席に戻る事!ほれ!しっしっ。」
邪魔者扱いされるとは、失礼な!べぇー
おまけに皆に笑われるし…あ、力斗君も笑ってる…。
ヤバイ格好いい。そのとき私の中で恋に堕ちる音がした。(多分ね♪アハハ)
 やっぱ好きなんだって分かったよ。笑顔が皆と違う。綺麗で柔らかい。無理して笑ってない。
っって!おい!!うち力斗君の事ばっかり見つめて変態かよw
 そんな力斗君が私のものと思うと嬉しくて幸せでもぉにやけが…はっ。マズイマズイッ!集中だ。集中。
「萌…萌っ!!さっきからニヤニヤしてるけど頭大丈夫かぁ?」
「なっ!失礼な!私の頭は大丈夫よ♪」
 これは親友の鈴菜麻琴。私の心の友達だと思う。
麻琴はいつもうちと一緒なんだ♪
 「で、力斗君に告白したんでしょ?結果は結果は?」
麻琴が目を輝かせて聞くもんだから呆れたわ。
「結果オーライ!力斗君OKだしました♪
いいでしょ?いいでしょ?」
私が力斗君をチラ見したらどうやら話を聞いていたらしく顔が真っ赤になっていて、恥ずかしいらしい。
 「力斗君っ!今日一緒に帰ろう♪」
「いいよ。今日送っていくからな♪」
やったぁ★今日はLOVELOVEだぁ
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