妄想・少年少女!!
バターーーーンと個室の扉を閉めて
冷静になるべく数学の公式を唱えていると
『白いホワイトソースに
赤いトマトソース
お好きなソースを選べるパスタ館をどうぞよろしく!!』
パスタ館の広告が目の前に飛び込んできた。
――な、なんだそりゃー!!!
それを見て俺は体中の力が抜ける。
ややこしい言い方すんなーー!!
無駄に興奮しちまうだろうが!!
どうやら赤いおソースはトマトソースのコト
白いおソースはホワイトソースのことだったらしい。
あ~~~~あ。
俺ってホントにエロいな。
朝から晩まで考えることはエロいことだけ。
こんな俺の本性は…
乳ちゃん、もとい羽生さんは知らないんだろうなぁ……。
俺は前途多難なこの恋に
ガックリ肩を落としたのだった……。
【ホワイトソースも白いんです・Fin】