勝手に好きでいさせて

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「恋歌先輩、明日の朝から迎えにくるんで待っててくださいね。じゃあ」

「うん、バイバイ」

いつもなら家に帰ってすぐに夕飯の準備をする私だけど今日は自分の部屋に行った。

自分の部屋に入ってベットに倒れこむ。

今日はもう何もやる気がおきない・・・。

私これからどうすればいいんだろう?

何度考えてもわかんないよ・・・。

伊久斗助けてよ。

ブブブー・・・

メールだ。

誰からだろう?

ーFrom 悠

“恋歌、どういうこと?実夜琵くんと付き合うの?”

悠、絶対怒ってる・・・。

私は悠に返信もしないで携帯の電源を切った。

悠、ごめんね・・・。

「恋歌、飯つく・・・どうしたんだ?」

「もう、なんでこんな時に入ってくるの、星太にぃは・・・」

「どうして泣いてんだ?」

「うるさい!いいから出て行って!!」

そう言うと星太にぃは私の部屋を出て行った。

なんかお兄ちゃんにこんなこと言ったの久しぶりかも・・・。

中2のあることがあってからお兄ちゃんたちは私を気遣ってかずっと優しくしていれていた。

なのに私、何言っちゃってるんだろ。

お兄ちゃんはただ心配してくれてるだけなのに・・・。

私、最低だ・・・。
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